Harry’s では毎回入荷をお待ち頂く程人気な
OAXACAのラグベスト。
現地に足を運び、アーティストと話込んだ上で毎年僕らの手元に届けてくれる方とOAXACAラグベストについて先日話をさせてもらい、その方の粋な計らいで特別に追加でラグベストを送って頂いたのでご紹介です!!
“Isaac Vasquez Garcia” アイザック バスケス
メキシコ南部、オアハカ州で生まれ育った彼は1920年代に廃れてしまった天然染色を復活させ、尚且つオアハカの伝統ある上質な100%ウールを使用でもちろん手織り。
70年代には様々な環境の変化により世界中にラグベストが認知され始めると、他のアーティストは量を増やし質を落とす、いわゆる化学染料の工場製糸を使い始めてより商売中心に。
そんな中バスケスさんとそのファミリーたちはオアハカラグのクオリティー、手織りでの技術を守り続け世界中に伝えて来ました。
今やメキシコ政府やアメリカのミュージアム、世界中のフォークロアアートコレクター達にも認められるバスケスさんファミリーと彼等が織るオアハカラグ。
そのラグ1枚から1着だけ作られるのがOAXACAのラグベストなんです!かなり贅沢!!!
前置きが少し長くなりましたがでは早速。
近代OAXACAラグベストのデザインは大きく分けて3つ。
まずは伝統的かつ民族的なルーツを持つ意味合いのデザイン。
CARACOL カラコル
“輪廻転生”の意味合いを持つこのカラコルはバスケスさん自身、最も重要なオアハカラグのデザインと捉え表現しています。
2つ目は自然、動物、植物、日々の暮らしや自然の恵みからインスピレーションを受けたデザイン。
TRIGO トリゴ
大地の恵みや食の大切さを表現する、麦をイメージしたデザイン。
LAMPAGO ランパゴ
OAXACAラグベストでは新しい、大地に恵みの雨を降らせるイナズマをモチーフにしたデザイン。
最後3つ目は1950年代以降、アイデアが持ち込まれ、自分たちで独自に進化させたデザイン。
Dos Cruz ダブルクロス
1970年代頃にアメリカ、ニューメキシコから伝わったデザイン。
細かいディテールを見ていくと手織り・ラグ1枚から1着のラグベストを作っている証として脇の下に継ぎ目が無いのが特徴。
中に着る衣類を傷付けないようにと、毛玉にならないようにパイピング処理でシャンブレー生地を当てているところも◎
あくまで柄を目立たせる為に、シルバーのコンチョボタンではなくそれぞれの生地の色に合わせた色のくるみボタン。
生地だけでなく洋服としてベストを作る際の細かい処理もバスケスさんファミリーのクオリティーを守り、伝え続ける力強さと優しさかなと。
ベーシックにシャツの上やGジャンの上に着用はもちろん、スウェットやパーカーの上に着用する事でストリートナイズした着方も個人的にはオススメです。
豊島
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